設計に上流も下流もない
http://d.hatena.ne.jp/ryoasai/20120103/1325591098を読んでの個人的感想。
設計のOUTPUTが顧客にデリバリする価値と一致しないのであれば、その流れは何か別の思惑によって形成された流れなんだだろうと思う。そして流れがあるところには必ず摩擦があり、そこでのエネルギー消費量によって顧客へ届く価値の大小が決まるのだと思う。だから、
- 自分が流れの最上流にいて、そのまま価値をデリバリする
- 流れを意識させないで、後工程の方に価値をデリバリする(この価値は顧客の価値とは違う半製品の価値)
- 流れを標準化しておいて、標準の枠内で価値を後工程の方にデリバリする
こういうのがよいんじゃないかと思う(1のほうが摩擦が少ない)
2と3は似ているようで、大分違うと自分は認識していて、”自己組織化”が進んでないと2は実践できない。
1は本当にそうなれば素晴らしいんだけど、なったらなったで別の課題が浮上することが想像に浮かぶ。
流れを作るって、一言で片づけると”フィードバックの設計”だと最近は思っていて、設計っていうフェーズ内でフィードバックのポイントを設置するのは悪くないんだけど、もっと上位の全体に対する設計がおざなりにされていることが多い。さらに言うと、その部分の本質を整理すると、そもそもその流れって必要なの?もっと他に作るべき流れがあるんじゃないの?っていう話になったりすることがあって、私たちは何をやっているんだろう?ってことになる。
自分がその流れの真ん中にいるなら、どんなに天候が悪くなろうがそこに腰を据えて踏ん張るだけの”何か”があるか?だよね。それがなくなったらもうその流れはいらない。止まるまでに時間がかかるのが流れの特徴だけど.....