しゃなりしゃなりと

脳内にたまったモヤモヤを吐いていきます

Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013に参加して

2013年1月15日、16日に開催された「Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013」に実行委員という関わり方で参加してきました。この機会を与えてくれた高橋さん、川口さんを初め、その他の関係各位にはとても感謝しております。

 

私のコミュニティの関わり方は明確で、いわゆる「フリーライド型」です。現在の自分のコンテキストにおいて必要な情報/知見の調達先として、いろんな勉強会やカンファレンスなどのイベントに参加しています。

 

今回縁があって初めていわゆる裏方として特定コミュニティにコミットしたのですが、最後までコツというか、自分のプレゼンスを出すとこまではいけませんでした。皆さんがよく言われる「素振り重要」というのは、裏方としての素振りもそうだなぁというのが開催直前に気づいた最大の気づきでした。コミットしたからには、イベントへの参加を控え、他の実行委員の方としっかりやっていくという気持ちは十分あったものの(その考えも結局間違っていたわけですが)、スキル/経験ともに不足していたことは否めず、また、コミュニティの手練も多いことから、最終的には締め切りに近づくと、わーっと自己組織化&ドライブがかかり、私はその流れに乗る形でなんちゃって実行委員をしていたというのが客観的な見方だと思います。

 

コミュニティに深く参加する価値については、体験から理解することができました。つまり、ゴールデンサークルのWHYーWHATーHOWのトレーニングに最適だということです。もっとScrumを広めたいという想いにコミットしてバスに乗り込んだ実行委員がいて、POがハンドルを持ち、SMから適宜フォローが入り、全員で期日までにゴールに辿り着くという1つのプロジェクトを行えることは、とても価値があると思います。今回、それなりに高い有料イベントだったのもコンテキストとしてよかったと感じています。

 

実行委員の方からは、実行委員の運営はScrumではなくWaterFallだという意見が大多数なのですが、もう少しこなして行けば、お金回り以外はもっとScrumで回るだろうなというのが自分の意見で、お金に振り回されなくても、それ以外の準備は行えて、最後にどうリリースするかのときに制約条件としてお金回りが絡んでくるスキームに変えてもいいのかなぁと思っています。

 

個人的にも得る物があったので、次回の機会もあれば是非同じ立ち位置で参画したいと思っています。それまでには、

 

  • CSCになるための努力をする
  • Scrum Masterのためのツールを作る
  • Product Ownerのためのツールを作る
  • Scrumの場をもっと作る
こういうった個人努力をScrumのコミュニティにフィードバックできればよいかなぁと
 今は思っています。
 
最後にKPT
 
Keep
  • 今回の実行委員メンバーで同様のサイズのイベントを実施する
  • コンテンツに占めるワークショップ比率
Problem
  • 「ギャザリング」が弱かった。ギャザリング委員のような格上げをして、戦略戦術ともに洗練させていかないといけない。「場」にいる価値を高め、スライド資料や音声/映像はフリーにするぐらいでいきたい
  • ワークショップの参加方法(整理券配布)に少なからず問題があった
  • 実行委員のコミュニケーション設計/基盤。MLに替わる何かにしたい
  • イベントとして参加者との継続的関係性が気づけないこと(個人情報関連)
Try
  • OpenJam/アンカンファレンスの濃度を高める
  • アフターカンファレンスの実施(そこまで含めたタテツケ)
  • 前夜祭(そこまで含めたタテツケ)
  • (Scrumに関係なく)事業者側の課題を共有しネクストアクションを一緒に考えるコンテンツ。キーワード的には「フューチャーセンター」か
  • プラクティス/ワークショップの展示会。ポスター発表等
  • 誰かと会って話をしたい!を確実にコーディネートして、個人と個人の「場」を創り出すこと
  • 商談色の強いパーテションに区切られた部屋の提供
 
以上。
 
#sgt2014が開催される可能性は高いので、みなさんまた会場でお会いしましょう!